2013/02/04

エロスは文学のスパイスなのだ

( ´ー`)y-~~おいすー

試験勉強に身が入らないのでいつものようにネットを巡回していたら、

考えさせられるエロい文章を見かけたので転載しておく。

皆に読んで欲しい記事を見かけたら、大概サイトURLをTwitterで流すが、

今回はtumblrで流れてたコピペで、出典の記載もなかったのでこうする。

たまに、こうやって出典がないためブックマークできず、行き場のない文章がある。

そういう場合はEvernoteにでも貼っつけて二度とお目にかかることがない。

心のノートに書き留められる短文ならそれでいいけど、

それじゃあ勿体無いなと思えるシロモノだったので紹介。

前置きが長くなったが、以下転載。



目が覚めると窓の外は少し白んでいて狭い布団のなか隣に女が寝てる。唇噛んだら舌が入ってきて、なんだおめえも起きてたのか、それとも今起きたのか、なんて思いながら言葉交わさずセックス。終わったあとそのまま眠ってしまって朝。二度寝、三度寝を繰り返して、ようやくふたりのタイミングが合って「起きた?」なんつって普段の自分とはかけ離れた優しい口調。今日なにするよ。手の込んだカレーも作るか。映画でも観に行くか。結局、天気もいいしカメラ持ってアテもなく歩いてみるってことになった。おれにとっては見慣れた風景だが、こいつにとってはいくらか非日常的なものが見えるんだろう、野良猫だの公園の壊れた遊具だのに向かって背中を丸めてシャッターを切っている。日も高くなってそろそろ腹が減ってきたもんでファミレス行くかコンビニで何か買って河原で食うかを選ばせたら案の定、河原。飯を買うつもりだったのにビールとツマミ買って土手まで歩く。金がない頃はここで文庫本を読んで1日の時間を潰したもんだ。ブックオフで100円みたいな本で時間が潰れて感動までできる。費用対効果ってやつだ。みたいな話を笑って聞いてる。ふたりしてコンクリートに寝転がってビール。釣り人。どこかの大学のボート部。談笑するホームレス。明るいうちから酒なんか飲んだらすっかりいい気分になってしまった。川を眺めるのに飽きて、家に帰って一度だけセックスをして、そのまま夕方までまどろむ。一度も触ったことのない楽器をやけに上手く演奏できる夢を見ていい調子でいたら、おれのTシャツを着た彼女が上に乗っかってきて目が覚めた。「お腹減った」。そういえばビールとツマミしか食ってない。近所にうまい坦々麺の店があるけど辛いの平気だっけと聞くと「全然平気、むしろ好き」との回答。少し薄暗くなった路地を裏へ入って場末の坦々麺屋、カウンターに並んで座って今日最初のマトモな食事。食って寝てやって、まるっきり動物だな。客はおれたちふたりだけ。「今日どうすんの」「うーん、今日は彼氏の家に帰ろうかな」「そうか」。改札で丸い背中を見送る。煙草が吸えたらここらで吸ってるんだろうね。サンダルとアスファルトが擦れる音。帰りにもう1本ビールを買う。



以上。転載元のコピペも改行ナシだった。

最近はめっきり文庫本を読まなくなったが、文学的にエロスはいいスパイス。

東野圭吾ミステリーズなんて、エロスが出てこない話はない。

まあそれは置いといて。

この文章はラノベ的な情景描写、心理描写があって、そこも気に入ったとこなんだけど、

色々と考えどころのある文章だなあと思った。

まず2人の関係について、

まず読後に思ったのは、彼氏の家に帰る…だと…

まあセフレかそれ以下かってところなんだろうけど、

4行目、「普段の自分とはかけ離れた優しい口調。」いつもは厳し目の口調なのねと。

それでも関係があるってことは、何かしらの依存があるんだろうなあと。

んで、付き合ってどれくらいか

6行目、「おれにとっては見慣れた風景だが、こいつにとってはいくらか非日常的なものが見えるんだろう」

近くの散歩でも、したことがないように取れるから、出会って間もないのかと思いきや、

10行目、「選ばせたら案の定、河原。」

案の定ってことは、思考は読めるぐらいの仲。

最後から7行目、「おれのTシャツを着た彼女が」

彼女の衣類はないということで、やはり付き合いは浅い。

以上から、前々からお互いのことを知ってはいるが、この関係が始まったのはつい最近。

最後から6行目、「辛いの平気だっけと聞くと「全然平気、むしろ好き」」

思考は読めるが、好みはまだ知らないぐらいの微妙な間柄。



なんで分析してるんだ(笑)とか思いつつ、

初見は長い文章だなと思ったが、なんだかそこんとこ気になってスラスラと読めてしまった。

誰かの作品からの抜粋だろうか?

知ってたら、全文読みたいので情報求ム。