2015/05/31

聞くと聴くの違い


( ´ー`)y-~~おいすー

また新人育成の話をしようかな。大事な育成側の話ね。
とりわけ新人とのコミュニケーションには、聴くが重要。

聞く、聴く、訊く。きくにも色いろある。英語にすると、
hear、listen、ask。askは質問するという意味で、他2つとは違うことがすぐ分かる。
聞くと聴くの違いってのはなんだろうか。

漢字というのはすごいもんで、その形に意味が反映されている。
聞くは門構えの中に耳がある。つまり、耳に入れたいことだけを取り入れる。
フィルターがされていて、耳にいれたくないものは入らない。
一方、聴くは、傾聴という熟語もあるように、心で聴く。
言われたことを跳ね返さず、受け止める。

何かを訊かれたとして、聞く姿勢でいる人には、言いたくなくなるだろう。
この人、言っても聴いてくれないんだろうな、となる。
聴く姿勢でいる人には、なんでも言ってみようかな、となる。
ネガティブなこと、程度の低いこと、弱気なこと、などなど。
聴いてくれる人には、話しかけたくもなる。関わりたくもなる。

聴く姿勢もないのに、なんでも言ってみろ、とか、悪いことはすぐ言え、とか言いがち。
逆に、なんで言ってくれないんだろう、
なんで関わってくれないんだろう、と思った方がいい。
そもそもこの話、聴く姿勢でないと、聴き入れられないのが、聞く姿勢の人なんだけど。
本音を言ってもらえるよう、聴く姿勢を大事にしたいもんだ。