2013/11/30

ソーシャルグッドマーケティング





(´•.̫ `)おいすー

 
ソーシャルグッドがテーマのマーケティングコンテストに参加しました。
自分達のチームが考えたアイデアについて、反省点を踏まえつつ、振り返りたいと思います。
まず、自分たちのアイデアについてはこちら

大きな反省点として、社会課題のスケールが大き過ぎたことが考えられる。
社会課題というと、何かスケールの大きいものだとばかり思っていた。
その問題の影響範囲が広く、それによってもたらされる結果が、致命的なことであると。
 
しかし、決勝にあがったプランを見てみると、「性病」や「乳がん」などの個人的な病気に関することを課題設定しており、優勝したプランは「夜道の危険性」といった、極めてスケールの限られた社会課題に注目していた。一方、スケールの大きい国際問題などは、決勝にもいくつかあったが、あまり評価されていないと感じた。
そもそも、スケールが大きすぎると、それに対するプロモーションを考えるときに、大きなギャップを生む。このギャップを埋めるのは、並大抵のことではない。かなりのコストがかかるプロモーションになりうるだろうし、なによりも対象者となる生活者に実感がもちにくいという課題が発生する。
 
こういったコンテストにおいて、評価されるアプローチとしては、すでにそういった活動に取り組んでいる企業から発想するのが良い。現に、今回はNikeという、マーケティングにかなり力を入れている企業を選定したアイデアが評価された。また、前コンテストの優秀賞の選定企業も、すでに飲食系のスマートフォンアプリで上位にランクインしているマクドナルドであった。その他にも、決勝プランにあったスターバックスも、ソーシャルグッドに関連する取り組みをすでに行っている企業である。
 
こういった企業に+1するアプローチは、企業がそのプロモーションをする理由や、マーケティングをどう進めていくかを考える際に比較的楽である。一方、自分たちが苦労したのは、なぜその企業がそれをする必要があるかということである。マーケティングコンテストにおいて、マーケティングをする必要のない企業を選定してたことに、根本的な誤りがあったと言っても過言ではない。
とても自由なコンテストに感じるものの、実際にはこういった制限があることを念頭におけば、間違った方向へ進むことはなかったかもしれないというのが、大きな反省である。