2012/05/31

コト発想で考えるサービス


( ´ー`)y-~~おいすー

タイトルにあるコト発想とは、例えば引越しをする時、一言に引越しをするといってもその中には様々なやるコトが含まれている。

次の住む場所を決めるコト、住所変更などの書類手続きをするコト、家具を運ぶコト、近所の人に挨拶をするコト、etc...

そういった引越しに関するコトを全て洗い出して、サービスにしていったのがアート引越センターである。

アート引越センターはそれまで引越し業者といえば運送をするだけであったものを、前後のコトを幅広く取り扱うことにより巨大な引越し業界というマーケットを築いたのだ。

それでは、ビジネスプランの基本となるこのコト発想を他の企業に当てはめて考えてみよう。

買い物をする時、どんなことをするのかをコト発想で考えてみた。

欲しい物をある程度絞るコト、買い物に出かけるコト、店で商品を選ぶコト、買ったものを家に持って帰ってくるコト、何を買ったかを家計簿等に記録するコト、買ったものを評価して人に勧めるコト…

このように、何を買うにしても買い物をするという行為には買う前から買った後まで様々な意思決定の機会が介在する。

そこに、インターネット上の商取引を結びつけて買い物をする際に生じるあらゆる摩擦の解消をしたのが通販サイトであるAmazonである。

以下では、Amazonの扱う商品ジャンルの中でも大部分を占める書籍を買う場合を例として述べる。

Amazonのいいと思う点は、まずその在庫の幅広さである。

参考書を買おうと思った時、私の地元である高知の本屋では田舎であるせいか在庫がなく、取り寄せに数週間かかると言われたものが、Amazonで注文すれば数日で、しかも送料無料で手に入るのである。

そして、参考書を買おうとした時には、Amazonのなかった時代には先輩や先生など、周りの者に訊かざるをえなかった。

それが今では、全国にいる先読者がネットを通じてレビューと呼ばれる感想を書いてくれているので、その参考書がどんな内容のものなのか、手に取らずともある程度知ることができるのだ。

それに、参考書の類は持ち帰るのに重かったりもする。

その点、Amazonは自宅まで配送してくれるので労力がかからない。

無論、本に限って言えば最近では電子書籍なるものがあるので、すでに重さは重要ではないのかもしれない。

実際に、AmazonはAmazon Kindleなる電子書籍ビューアも発売して、その方面への拡大も見せている。

巷ではiPadが電子書籍ビューアとして売られているが、あれは実際のところ前の記事でも述べたように、パーティゲーム機器()である。

Amazonの強みである書籍販売と電子書籍ビューアが一体となれば、より新しい読書の形が生まれるだろう。

また、どんな本をいつどこでいくらで買ったのかの記録が、レシートではなく、電子メールで記録されるというのもありがたい。

後から家計簿をつける際や、何にお金を使ったか調べたい時などに重宝するからだ。

そして、読んだ本は良かったら誰かに薦めたくなるし、悪かったら悪かったで感想を言いたくなる。

その欲求をレビューで書くことによって満たし、それが次の読者へとつながるのである。

読書感想を書く場があるということは読書意欲を増し、考えて読むようになるのでとても良い。

実際には、専門書などは大学生協で買ったほうが生協組合の割引が効いて安いという考えもある。

しかし、安いという点で言えばAmazonは◯◯%OFFなどの値下げセールも頻繁に行なっている。

これは、店舗を持たないことによるコスト削減を還元しているといえる。

さらには、C to Cでの中古販売仲介もしているので、この点でもAmazonに分がある。

このようにAmazonは買い物をするコトのかかえる問題を解決したサービスと言える。



今日もAmazonからの荷物が届くひきこもりの戯言であった。。。

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