2014/02/28

バカな脳みそを補完するために紙へ書くことの有効性


( ´ー`)y-~~おいすー

人に何かを説明するとき、複雑なものであればあるほど、口頭では伝わらない。
そんな経験をしたことはないだろうか。そもそも、人間の脳みそは優秀だろうか。
すぐ忘れる。同時に2つのことを考えられない。集中度合いに能力が左右される。
みなみなが、記憶力や論理的思考力などに課題を感じている。
にも関わらず、その改善方法として、脳内の強化アプローチしか考えていない。
今回は、バカな脳みそを保管する方法として、「紙へ書くこと」の有効性を3点挙げる。

■記憶領域としての紙
紙は古来より記録媒体として用いられており、最も基本的な利用用途である。
それはどんなにデジタル化が進歩してきた今も変わらない。

記録には、自分のための記録と、他人のための記録がある。
自分のための記録は忘却するために行う。記録しておけば忘れてもいいから安心だ。
他人のための記録は伝達するために行う。自分が何を考えたか、紙が伝えてくれる。
特に、他人の考えは記憶しにくいので、紙に記録しておいた方が良い。

また、自分の記憶力に頼らず、紙を外部ストレージとして用いることで、
記憶力分のエネルギーを他の能力へ存分に発揮できる。

■表現の自由度が高い紙
記録するだけならデジタルデータでも良いと思われるかもしれない。
しかし、表現の自由度や簡便性は紙のほうが圧倒的に高い。

例えば、ドラえもんを書いてほしいと言われれば、PCより紙のほうが早く書ける。
このように、紙はテキストのほか、イラストの表現においても力を発揮する。
物事を理解すると言うと、論理的思考力など、言葉の論理構造が重視されがちだが、
効果的なイラストにより、論理構造を簡略に表すことで理解を大いに助けることもある。

そもそも脳みそは大きく分けて右脳(イメージ思考)と左脳(ロジカル思考)からなる。
片方だけ使うより、両方とも使う方がいいでしょ。というおはなし。

■全体把握としての紙
表現の自由度は脳みその方が自由だと思われるかもしれない。
脳内でぐにゃぐにゃとイメージをふくらませることは容易である。
しかし、そうして膨らませたイメージも、脳内で全体把握を行うのは難しい。

脳内では同時に2つのことを考えられない。つまり、視点はひとつしか持ち得ない。
ロジックツリーのひとつひとつを追うことはできるが、全体像を見るのは難しい。
話を聞く時も、話が長ければ長いほど全体把握は容易ではない。
全体把握をして、ピンポイントで気になる点について話したい場合、
紙上であれば指差しで指摘しやすい(ココはどういうこと?など、指示語で表せる)。

優秀な数学者は脳内に巨大な黒板を想像でき、その端から端まで書き込み、
1点1点確認ができるそうだが、一般のひとにそれは難しい。

【あとがき】
人間が日常的に情報量として脳がインプットしている割合は、
視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%
らしい。つまり、大部分のインプットを、聞く情報より見る情報に頼っているのである。
これは、聞くより見るという情報処理に慣れているとも考えられる。

また、むかしから「見ると聞くとは大違い」とも言われる。
話に聞いていたのと実際に見るのとでは大変な違いがあり、
実見してみると伝え聞いていたより劣っていることがある。という意味だ。

このように、見る方が、聞くより情報処理がしやすく、認識に違いが出にくいので、
相手に何かを伝えたい時も、書きながら伝えることをおすすめする。

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