2013/12/24

僕はグローバル人材に武器を配りたい

( ´ー`)y-~~ おいすー


国際学生シンポジウム国際経済分科会に参加しました。

討論では、日本企業が海外労働者を受け入れることを前提として、海外労働者が日本に入ってこない要因として、日本型の雇用慣行、給与体系、分化、言語、価値観、地理適要因が挙げられる。これらを踏まえて議論したが、その際、「そもそも海外労働者を受け入れる必要性がどこにあるのか」という疑問が生じた。そこで、この記事では、企業の実例を基に、企業が必要としている人材を根本から探る資料を取り上げる。


■若者よ 海を渡れ! ~“世界基準”で戦える人材づくり~

ここ数年、海外勤務を希望する社員が減っている。調査では入社3年以内の若手社員のうち、約3割が「海外勤務を拒否する」と答えている(n=500)。世界経済がグローバル化する中、海外市場でビジネスチャンスを模索する日本企業にとって、“内向きな社員”が増えることは、成長の機会を失うことに直結する。いかに“世界で通用する社員”に変えていくか?企業が取り組む、新たな“人材戦略”の最前線にスポットを当てる。日本の外で働くとはどういうことなのか。国内市場が縮小する中、「日本企業で働く=日本で働く」という、従来の考え方はもはや、通用しなくなる。世界で勝ち抜く日本企業になることの意味を、働く人々の“現場目線”から考える。

 【世界で売ってこい!ユニクロ、“民族大移動”作戦】

5年後に海外売上4兆円を目指す、ファーストリテイリングの柳井社長。そのために、世界市場への積極的な展開は欠かせない。柳井社長は今年度から、社内で「民族大移動」という経営方針を掲げた。国籍を問わず、全社員に世界から飛び出してユニクロの商品を売ってこいというメッセージだ。中でも今年、一番大きなプロジェクトは、ユニクロにとって世界最大の店舗となる上海店のオープンだ。ここで働く中国人スタッフは、みな日本で「グローバル人材」として接客研修を受けた人々。そして、店長に就任するのはかつて池袋や、銀座で日本一の売上を達成した黒瀬友和さん(38歳)だ。ユニクロでも指折りの「スーパースター店長」として知られる黒瀬さんと、中国人スタッフがいかに協力して上海店のオープンにこぎつけられるか?日本人と中国人の働き方や言葉、感性、文化など様々な衝突を繰り返しながら、店舗オープンを異国での人材マネジメントの視点で考える。

 【新興国で新人を鍛えろ!NEC、異色の人材教育】                        

大手ITメーカーのNEC。世界市場で激しいシェア争いを演じている分野がある。携帯電話の無線通信機器だ。現在、世界市場のトップを走るNEC。成長著しい新興国、とりわけインド携帯市場の中で外国メーカーと激戦を繰り広げている。特に、現地支店を支える人材の育成は大きな課題だった。そこで去年から始まったのが、GTIと呼ばれる新人海外派遣研修制度。入社したての新入社員をいきなり海外支店に送り込み、現場の仕事を覚えさせるという「スパルタ教育」だ。おととしNEC営業部に入社したばかりの藤井俊平さん(25歳)。この制度の下、ニューデリーの支店に配属され、インド郊外の貧困地域ラクノウで営業を任されることになった。インドの顧客は、気まぐれで日々注文数が変わることがあり、新人には荷が重い仕事だ。藤井さんにとって、何から何まで初めての経験。だが、やり遂げることができれば、今後の会社員人生でも大きな財産となる。新興国・インドで鍛えられる大企業の若者を考える。

 

日経スペシャル「ガイアの夜明け」 2010年61日放送 第419

シリーズ「新興国を攻めろ!」第3弾 若者よ 海を渡れ! ~“世界基準”で戦える人材づくり~


■『ガイアの夜明け 若者よ 海を渡れ!』を見て、NECの戦略はどうかと思う

【ユニクロ】

銀座の店長を中国に送り込んで、中国人社員の育成やら内装の整理まで全て店長が指示を出しながら対応していた。問題として起こっていたのは、中国人社員は残業がちょっと立て込むと、辞めてしまうこと。

NEC

単純な疑問が3点ある。

    人数が少ない

 年間約40人と、あまりにも少なすぎる。まぁ、テストだろうけど。短期的な成果は望まないと言うことか?では、長期的な視点だろうか?これも怪しい。

    従業員のその後のキャリアや育てた人材の活用

 一般的に、新人・若手に決定権はない。いったい、どの役職をグローバル化したいのか。現場だろうか。テレビで見る限り、日本において、現場を経験していない人間を送っている。日本において数ヶ月経験させるだけでも違うはずだ。中長期的にプランがあるのではなく、とりあえず試しに送ってみる的な感覚ではないだろうか。海外の大学に企業派遣で行った人が、帰ってきても学んだことを発揮できず辞める例は多い。同じことにならないだろうか。人事や意思決定を部分まで、再設計しないと長期的な効果は期待できないだろう。

    外国人の活用

 日本人を教育するのも重要ですが、A留学生を雇うB現地の人間を日本に呼んで教育するなどの戦術も重要なのではないだろうか。実際、現地にインド人のマネージャーが居るのだから、現地のマネージャーの話を聞く耳があれば、日本人にこだわる必要は無い。インド人マネージャーの代わりの、日本人マネージャーを作りたいのだろうか。それこそ、時代に逆行しているだろう。基本的に、ボトルネックになっているのは、現地ではなく、日本本社なのだろうから、そこに手を入れないと意味が無い。

【まとめ】

 ユニクロは、日本で何百人もの留学生が現場で働いているのだろうから、その人材を生かすことを考えたほうが良いのではないだろうか。NECは、一見、長期的な戦略に見えるが、実際は短絡的で、短期・長期に、どうするかが見えない。日本の大企業は、人を育てるのが出来なくなったなと思う。

 

『ガイアの夜明け 若者よ 海を渡れ!』を見て、NECの戦略はどうかと思う

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